中3で偏差値50もありません。医学部に行けるでしょうか…?【保護者様からのご質問にお答えします】

偏差値 医学部 低い 家庭教師 ◆医学部受験Q&A

保護者様からお寄せ頂いた質問にプロ家庭教師×臨床心理士自ら責任持ってお答えします。

今回のご質問は…

中学生の親です。医学部を目指していますが恥ずかしながら我が子は偏差値50もありません…。医学部に合格できるでしょうか。

最近すごく多く寄せられるご質問です。ご質問と言いますよりも切実な悩みという感じですよね。

お医者さんのおうちでどうしても跡取りにしたい…といった場合はとりわけ切実みが増すと思います。

中高一貫校の校内偏差値50以下なら望みはある

結論から申しますと、偏差値50以下からでも医学部を目指すことはできます。

特に、通っている中高一貫校の校内偏差値が50以下ということであれば、その学校のレベルに左右されますから、学校のレベルが高ければ高いほど偏差値をそこまで気にすることはない…と考えることができます。

また、中高一貫校・私立中の定期テストの偏差値はそのテストの難易度や出題範囲に左右されますから、あまり重要ではないことが多々あります。

公立中の都道府県模試ならメンタル如何

公立中の校内偏差値や全国模試・都道府県単位の模試の偏差値で50以下の場合は、医学部を目指すにはなかなかシビアな状況だと認識すべきでしょう。

中学3年の時点での偏差値が50ということはほとんど基礎が出来ていない状態を意味します。

「ここから基礎力をつけてがんばるんだー!」と気合いを入れて、脇目も振らず本気で集中して効果的な勉強をしていくべきです。

中学レベルの基礎力が中3までにちゃんと身についていないと、高校の勉強にもついていけません。

今日からは、人の2倍、3倍、あるあるいはそれ以上に、勉強していかなくてはなりません。

諦めずに、毎日コツコツと。

強靭なメンタルが必要になるでしょう。

「医学部に行きたい」=「お医者さんになりたい」なら充分望みアリ

ちなみに、「医学部に行きたい」という希望をお子さんが主体的にお持ちであり、なおかつ「医学部に行きたいのはお医者さんになりたいから」といった情熱があるなら、偏差値がいくつであっても十分に望みがあります。

具体的な目標とそれに関するアツイ情熱は、目標到達において何よりも大切な宝物です。

「お医者さんになりたい」と本人が思っているなら実体験させてあげて

モチベーションを維持し高めていくためにも、お子さんに実体験をさせてあげることをオススメ致します。

高校に行ったら、病院や施設でボランティアやアルバイトをしてみるのが最も良いでしょう。

テキパキと仕事をするプロフェッショナルなお医者さんを目の当たりにして、言葉にならない何かを実感として得るのは何よりも内発的動機づけを高めるはずです。

フワッと「医学部に行きたい」なら…

一方で、ご本人が「医学部に行きたい」と願っているものの、それがフワッとした憧れだったり「なんとなくカッコいいから」「お金持ちになれそうだから」といった不純?な動機ならば、ガツンと喝を入れる必要があるかもしれません。

失礼ながら、偏差値が50に届かないのは勉強をしていない証拠だし、学校の授業に集中しているとも思えません。

口だけ達者でスマホや動画をダラダラ見ている毎日…という方も少なくないのではないでしょうか。

「YouTubeで偏差値30から東大に行った人もいるくらいだから自分も偏差値40あれば医学部に行けるだろ〜」くらいに思っている人も過去にいました。その方には、わたくし、ガツンと喝を入れました。もちろん、心理的な信頼関係を築いて適切な時を見計らった上で、ですけれども。

もっと、ちゃんとした知恵をつけていかなければなりません。ネットとかYouTuberからとかでなくて、学術的な…までいかなくても構いません。良識としての知恵をつけていくべきです。

ちなみに、先程のYouTuberに影響されちゃったお子さん。その後、家庭教師カウンセラーが基礎がためから協力させて頂いて、医学部…までは行きませんでしたが希望の大学に受かることができました。

まずは、禅寺に預けるノリで一度お目にかかりましょう。本気になれるかどうかはお子さんの真のモチベーション次第です。モチベーションを引き出すお手伝いをします。→家庭教師カウンセラーに相談する

「うちの子をお医者さんにしたい」親御さんなら医学部はいったん諦めよう

お子さんは別に医学部はどうでもよくて、親御さんが医学部に行かせたい…ということでしたら、中3の時点で偏差値50に満たないならば医学部はいったん、諦めたほうが良いと思います。ごめんなさい。

しかし、諦めるのは「いったん」です。一時的にです。

不思議なもので、お父さんお母さんが期待しまくっているうちはお子さんがその気になれないケースが多々あります。

恋愛に喩えるとわかりやすいのですが、「好き好き!結婚して!」ってずーーーっと言われていたらいっくら好きな相手でもなんだか醒めてきません?

本人が冷静に自分と向き合う時間をあげてください。

周りは静かに見守ることが大切です。

偏差値を上げる=基礎力を高める努力はすべき!

とはいえ、中3で偏差値50ない件については真剣になんとかしようと思わなければなりません。

そのまま努力せずに高校生活をまったり過ごしてしまうと、医学部はおろか中堅大にも合格が難しくなってきます。

“ふわっとした夢”を”現実的な目標”にするために、受験から逆算して今すべきことを具体的に検討していきましょう。

効果的な学習をするために、また、いつかまた医学部を”本気で”目指せるように、プロ家庭教師と臨床心理士が丁寧にお手伝い致します。


医学部にはメンタルが大切!

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一緒にがんばりましょう^^