共通テスト「情報I」はいつから? 医学部も必須⁈ 医学部志望生さんが共テの新科目「情報」について知っておくべきこと

◆ブレイクスルー!おすすめ方法(勉強・進路・人間関係)

共通テストで必修となった「情報I」。どのように対策したらいいのかわからなくて不安な受験生さん、たくさんいらっしゃいます。

このページでは国公立大学の医学部を目指す受験生さん向けに共通テストの新科目「情報I」の勉強方法、勉強開始時期、おすすめ参考書・問題集などについてプロ家庭教師×臨床心理士が解説致します。

国公立大学受験において「情報I」は必須科目

2024年度の大学入学共通テストからは「情報I」が必修科目になります。

基本的に医学部でも他学部でも、国公立大学を受験する場合は「情報I」は必ず受けなくてはならない科目です。

共通テスト「情報I」の配点比率は大学ごとに異なる

共通テスト「情報I」の配点比率は大学ごとに異なります

「情報I」の比率を低く設定している医学部は、例えば佐賀大学(1.6%)、鳥取大学(2.2%)、鹿児島大学(2.7%)などがあります。

「情報I」配点比率一覧表をみると、西日本の国公立医学部で配点比率が比較的低い傾向にあります。

関東甲信越地方の国公立医学部の「情報I」配点比率は10%台と5%台にほぼ二分されています。

東北地方は5〜10%の間に設定している医学部が多く、関西も東北同様5〜10%の医学部が多いですが大阪公立大学は3.7%と低めです。

「配点比率が低い」ってどういうこと?

配点比率が低いということは、「情報I」の実際の得点をそのまま合計点に換算しないことを意味します。

10%は他の科目と同様の配点比率です。つまり情報Iの実際の得点がそのまま合計得点に換算されます。80点は80点として数えられます。

配点比率が10%より低ければ低いほど、情報1の得点は重視しないということになります。

「情報I」を配点化しない医学部もある!

必修科目ではあるものの、情報Iを配点化しない医学部も存在します。

北海道大学は配点化しない方針です。ただし、同点の受験生がいた場合に合否の判断材料にするとされています。

いずれの方針も2024年度のみかもしれません。情報Iが受験生に及ぼす影響や情報Iのテスト内容によっては、配点化や配点比率の状況は大きく変化する可能性があります。

どうしても情報Iの習得が困難である場合は配点比率の低い医学部を受ける選択肢もアリでしょう。しかし、2024年度に限った方針であることを念頭に置いて、基本的には情報1も8割以上の得点を目指すことをおすすめします

「情報I」の勉強方法は?

「情報I」基本的な勉強方法

情報Iの受験対策で最も気になるのは「どのように勉強したら良いか」という点だと思います。

個人的には、かなり”実務的“であり”副教科“寄りの科目だと感じています。
なので「習うより慣れろ」方式をおすすめしたいです。

教科書や参考書で基本的な知識を習得したら、自作ノートや問題集でチェックします。さらに、共通テスト予想問題集で本番に備えましょう。

おすすめ教科書:
『最新情報I』(実教出版)

おすすめ参考書兼問題集:
共通テスト新課程攻略問題集 赤本プラス 情報I(教学社)

おすすめ参考書(赤本プラスで足りない場合):
高校の情報Iが1冊でしっかりわかる本(かんき出版)

おすすめ資料集:
情報Ⅰ図解と実習-図解編(日本文教出版)

共通テスト予想問題:
独立行政法人 大学入試センター
試作問題 情報I(pdf)

「情報I」の受験対策、いつから始めればいい?

「情報1」の受験対策について、いつから勉強を始めればいい? …というご質問、たくさんお受けしています。

基本的には、早ければ早いほど十分な準備が可能になります。

情報Iに対して不安のある人は夏休み前には取り掛かりたいところです。

情報Iの教科書を持っていない人は、まずは教科書をゲットして、1周パラパラと読んでみましょう。

いくつかの出版社から教科書が出ています。
何冊か入手して研究したところ、個人的には『最新情報I』(実教出版)をおすすめしています。こちらがいちばんまとまっていて、知識を体系的に頭に入れやすいです。

教科書を読んでみて、習得に必要な時間や分量を考えましょう。

どんな人でも、遅くとも11月までには情報1の勉強を始めた方が良いと思います。

冬休みに集中して詰め込むという方法もありますが、情報以外の受験科目によほどの自信がある人にしかおすすめできません。。

どんな科目にも言えることですが、情報Iの習得にも余裕を持って取り組みましょう。

教科書をひととおり読み終えたら、参考書+問題集に進みましょう。

おすすめは教学社の共通テスト攻略問題集 情報I(赤本プラス)です。

各大学の過去問といえば赤本。
赤本シリーズを出版し続けている教学社さんだけあって非常によくまとまっています。

参考書ページと問題集ページに分かれているのでこれ1冊で基本的な勉強が可能なのもうれしいところです。

情報Iの資料集を活用すると、プログラミングなどが具体的にイメージできます。

共通テスト「情報」対策:効率よく高得点を目指す方法

できるだけ効率よく高得点を狙いたい…と考えるのは当然です。

効率の良い高得点を目指すなら、まず、情報1で高得点を取るにはどんなスキルが必要かを知る必要があります。

共通テストの「情報」に必要なスキルは”現代文+数学+常識”

情報Iで高得点を取るために必要なスキルはズバリ3つ!

  • 現代文読解
  • 高校1年までの数学
  • 一般常識

この3つが情報Iで高得点を取るために必要なスキルです。

…え? 意外と簡単ですって?

そのとおり!
情報Iは、基本的には難しくない科目です。
不安がらなくて大丈夫。

一方で、共通テスト対策となりますと少し工夫が必要です。

大学入試センターの試作問題や市販の予想問題を見てみると、情報Iにはパズル的な要素があります。
クイズやパズルが好きな人にとっては、知識さえインプットしてしまえば楽勝だと思います。
頭の固い人には勉強が難しく感じられる可能性があります。

とはいえ、センター試験から共通テストに移行してからはどの科目も頭の柔らかさが問われる問題ばかりです。

情報1の勉強に関してだけでなく、国公立大学の医学部を目指す人にとっては柔軟な思考は必須といえるでしょう。

医学部志望生さんにおすすめの「情報I」参考書・問題集まとめ

『最新情報I』(実教出版)…無駄な情報がなくよくまとまっていて勉強しやすい教科書。

共通テスト攻略問題集 情報I(赤本プラス)…これ1冊で7割は行くはず。

情報Ⅰ図解と実習-図解編(日本文教出版):プログラミングやhtmlなどでイメージがわかず心配な場合はこちらの資料集がオススメ。シンプルでわかりやすいです。

高校の情報Iが1冊でしっかりわかる本:教科書・赤本プラス・資料集だけでは心もとなさを感じる方のための1冊。

ミナコ先生
ミナコ先生

情報I、よかったら一緒に勉強しましょう!
家庭教師カウンセラー・ミナコは情報学に関する知識と経験が豊富です。
HPを自ら構築し、データ・リサーチやデータ・サイエンスの仕事もしています。


医学部にはメンタルが大切!

臨床心理士と
プロ家庭教師が
専門的にサポートします

思うように成績が上がらない方
予備校や塾だけでは心配な方
学力もメンタルも鍛えたい方
浪人生活は今年までの方

一緒にがんばりましょう^^

 

ʕ•ᴥ•ʔ 参考サイト・参考文献(敬称略)ʕ•ᴥ•ʔ
【情報】2025年度/共通テスト(国公立医学部)の配点・割合(PMD医学部専門予備校)
2025(令和7)年度 新課程入試情報(Y-SAPIX)
大学別「情報I」利用状況(Toshin.com)
共通テスト試作問題一覧(独立行政法人 大学入試センター)